The Traveler’s Poem

About

自然界の変化のほとんどは無音である。
植物の成長過程の変化も無音である、また人間と同様のライフサイクルを持っている。
特に、オジギソウの収縮する特性は異なる人々が未知の環境に直面する際の自己保護反応のように感じられる。

私はオジギソウの成長空間を変化させることで、音を活用してオジギソウの成長過程の変化を探求する。
今作はその問いに迫る。


Pr o c e s s / Me s s a g e

1年間、20株以上のオジギソウを自宅に植え、そのプロセスを観察。
傾斜センサーとスピーカーを使用し、成長段階ごとのオジギソウの茎に接続、育成ライトでオジギソウの成長環境を室内で実現した。

観客はオジギソウに触れることで茎の垂れ下がる位置とスピードに関与し、それによってスピーカーから音が発生する。

音のランダム生成と重ね合わせにより、植物の微細な変化をより鋭敏に感じられた。
この作品制作を通して、植物も未知の環境で緊張や敏感さを示すことを認識した。
音は植物の内面を表現し、警戒心や戒備感情を伝え、人間の内なる自己保護本能を引き起こす。

自然の音と生命のつながり、人間と自然の共生は注目に値すると考えている。
昼夜や季節の影響を通じて、オジギソウに音の変化もっと多様的にもたらせたいと考えている。